
(1)タチツボスミレ1
最後は爬虫類のアップですので、気の弱い方は閲覧注意です!
立坪菫(タチツボスミレ)・・・北海道から琉球列島、国外では朝鮮南部、中国南部まで広く分布し、野原から山林内までさまざまな環境で見られ、垂直分布も幅が広く、本州中部では海岸から亜高山まで見られるスミレ科スミレ属の多年草です。 丸い葉と立ち上がる茎が特徴で、淡い紫色! 花は、5枚の花弁を持つ1~2cmほどの小さな花で、色は淡い紫色で、うつ向きがちに咲きます。

(2)コブシ1
辛夷(コブシ)・・・モクレン科モクレン属に属する落葉高木の1種で、早春に、葉が展開する前に他の木々に先駆けて白い大きな花をつける。 日本の北海道、本州(東海地方を除く)、九州(一部のみ)、および韓国の済州島の温帯から暖帯上部に分布する。丘陵帯から山地帯のやや湿った場所に生育する!

(3)コブシ2
開花は3月下旬~4月上旬でソメイヨシノより早い。蕾は銀色の毛を持つ3枚の「萼片」で覆われており、葉が展開する前、小枝の先に直径6~10cmほどの白い花が1輪ずつ咲く。 花弁は白で外側は赤紫色を帯びるのが特徴。9枚あるように見える花弁のうち3枚は萼。萼は緑色かつ小さくてあまり目立たない。雌雄同株で花弁の内側には細長い棒状の花床があり、その上部に緑色の雌しべが、下部にはクリーム色の雄しべが、それぞれ螺旋状に並ぶ。

(4)コブシ3
コブシという名前は、ゴツゴツした果実の形が握り拳に似ることによるが、果実の形は個体差が大きく、拳に似たものを見付けるのは案外難しい。むしろ蕾の方が拳に似ており、蕾をコブシの名の由来とする説もある。


(5)(6)マムシグサ1,2
蝮草(マムシグサ)・・・北海道から九州にかけて分布し、山地や原野の湿った林床に生えるサトイモ科テンナンショウ属の多年草で、有毒植物です。 葉の柄からなる偽茎にマムシの背中を連想させる斑模様があることから「マムシグサ」と命名された。 アジア、アフリカ、北米などに200種類以上分布するテンナンショウ(天南星)の仲間だが、葉の形態や大きさなどに地域差、個体差が大きく、それを変種として扱えば日本だけで30~40種類以上が育つという。

(7)マムシグサ3
葉は細長い楕円形の小葉が10枚前後、鳥の足跡のように連なってできる。真ん中にある小葉は長さ10~25センチ、幅3~8センチで最も大きい。上部には二組の葉があり、下部には10~25センチの柄を持つ葉がある。 開花は4~6月で葉の間から伸びた肉厚な花軸の頂部に、紫色をした鶴の頭のような花を不気味に咲かせる。花びらのように見えるのは「苞」で、本当の花はその中で棒状に直立する。苞には縦に白い縞模様が入り、先端は蛇の舌のように垂れ下がる。腐った肉のような匂いでハエなどの昆虫を誘い込む!

(8)ヒガシニホントカゲ1
東日本蜥蜴(ヒガシニホントカゲ)・・・「日本蜥蜴(ニホントカゲ)」はもともと日本全国に生息するとされていましたが、最近の研究で3つの種類に分かれることがわかりました。西日本生息が「日本蜥蜴(ニホントカゲ)」、東日本は「東日本蜥蜴(ヒガシニホントカゲ)」、伊豆地方に住むのは「岡田蜥蜴(オカダトカゲ)」です。

(9)ヒガシニホントカゲ2
また、日本固有種のトカゲであり、日本全国に分布している「ニホンカナヘビ」と混同されがちですが、表面がツルツルで、光沢のあるトカゲに対して、カナヘビは表面がザラザラで、光沢がありません♪

(10)ヒガシニホントカゲ3
「ニホントカゲ」と「ヒガシニホントカゲ」の違い、見分け方は、ヒガシニホントカゲの方が地面にお腹を擦るくらいペタンとした姿勢だったり、頭部の鱗の付き方で識別できるのですが、ざっくりいうと東日本にいるのがヒガシニホントカゲ、西日本にいるのがニホントカゲです。
生息地の違い以外で区別するのはむりで、両方のトカゲを「ニホントカゲ」とすることも多いようです♪
NIKON D3s+SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM Sports 2023.04.01 撮影 於:神奈川 伊勢原 日向渓谷